旧社会党で衆院議員(旧愛媛2区)を通算8期務め日中の友好促進にも尽力した藤田高敏(ふじた・たかとし)氏が15日午後7時26分、老衰のため西条市の老人保健施設で死去した。92歳。西条市出身。
藤田氏は高等小学校を卒業後の1938年、住友重機械工業に入社。身分差撤廃や待遇改善を求める労働運動のリーダーとして活動し51年、旧社会党から県議に初当選し4期務めた。
63年の衆院選で旧愛媛2区からトップで初当選。79年に衆院災害対策特別委員長、83年に社会党日中特別委員長、92年に日中友好議連副会長などを歴任した。
86年功労国会議員表彰、2002年勲二等旭日重光章、03年県功労賞。